開催概要
名称 | SDN JAPAN 2014 |
会期 | 2014年10月30日(木)-31日(金) |
主催 | SDN JAPAN 実行委員会 |
会場 | 恵比寿 ザ・ガーデンホール |
〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-2 | |
https://gardenplace.jp/culture/hall.php | |
構成 | 基調講演、講演、スポンサー講演 |
アクセス | 詳細はこちらをご確認ください |
開催趣旨文
■SDN Japan 2014開催に向けて
SDN Japanは、発展を続けるSDNの現状を理解する機会を提供するとともに、多様なステークホルダーが組織の壁を越え、ビジネス面・技術面での利点や課題について議論する場を提供することを目的として、2012年より毎年1回開催されているSDNに特化したイベントです。昨年のSDN Japan 2013では、25社(2012は15社)のご協賛を頂き、ご来場者数も1019名(2012は553名)となりました。
また昨年は、一般社団法人沖縄オープンラボラトリ主催で開催された 「OKINAWA Open Days 2013」に協力し、これまで別々に議論されていた OpenStack、および、SDNの両方の技術や関連テーマに関する講演や議論を行いました。
本年も日本のSDNの更なる発展を牽引するべく、下記の通り「SDN JAPAN 2014」 を10月30日~31日の2日間にて開催いたします
■SDNを取り巻く状況
SDN Japan2013でご発表頂いたソフトウェア/ハードウェアベンダー各社様のプロダクトラインアップを拝見しますと、確実にSDNの考え方で制御可能なネットワーク領域が広がってきていることが解ります。2012年頃は、スイッチ製品へのOpenFlowの実装は、データセンター等のコアスイッチが主流でしたが、2013年になると、光伝送装置でのOpenFlow対応が始まり、キャリアネットワークへの導入検討が議論される一方、オフィスのフロアスイッチへのOpenFlow導入や、無線APでの対応を始めるメーカーも現れ、オフィスLAN領域への適用も視野に入って来ています。このように2013年はSDNの多様化/多層化が進んだ年でした。
また、SDN実装のためのソフトウェアフレームワークを、オープンソースで 提供する事を目的としたOpenDaylightプロジェクトの最初のリリースが、本年 2月に公開されました。また日本国内でも、NTTや国内通信メーカが共同で進め ている総務省の委託研究プロジェクト「O3プロジェクト」が、昨年末に10Gbps のワイヤレートを実現するSDN対応ソフトウェアスイッチの開発に成功したと 発表するなど、ソフトウェア面でも多様な成果が出始めています。
さらに、SDN環境をベースに、さまざまなネットワークサービスを実装する ためのNFV(Network Function Virtualization)や、SFC(Service Function Chaining)についても、2013年後半から議論が活発になり、全体のアーキテクチャ設計が進められています。
このように、各社独自のSDNビジョンの実現に向けた取り組みに加え、コミュ ニティでの活動や、組織横断のプロジェクト等も含めて、SDNに関する多様な 領域での検討や実装が着実に進み始め、さまざまなネットワークインフラでの SDNの導入やその上でのネットワークサービスの展開に向けて、具体的な検討 に入る準備ができて来ています。
SDN Japanは、これら全てに関する情報を網羅し、議論する場を提供しております。
■SDN Japan 2014の位置づけと展望
ベンダーやサービスプロバイダ等、提供者側のSDNへの取り組みが広がる一方、ガートナー社が2013年9月に発表した「日本におけるテクノロジのハイプ ・サイクル:2013年」のチャートでは、SDNは今まさにハイプサイクルの最初の山に差し掛かっており、「過度な期待」のピーク期に入ったという分析がされています。また、「主流」ユーザが採用するまでには「2~5年」を要するともあります。
このような状況を引き受け、20年に一度の大変革ともいわれるSDNの今後の発展に繋げていくためには、2014年はSDNが実現する夢のような世界を念頭には置きながらも、その夢の実現に至る過程で、現状の個別具体的な課題をSDNがどう解決し得るのか、ユースケースをひとつひとつ積み上げて行く必要があるでしょう。
SDN Japan 2014では,多様な領域をカバーしつつある新たな技術や製品群を、ネットワークユーザが抱えている具体的な課題に対して、どのようなアプロー チで適用が可能で、どんなメリットをもたらす事ができたのか、これまでに明らかになった個別のユースケースやビジネスケースを共有し、SDNの有用性を検証・確認する場にしたいと考えています。
今後SDNが普及することで、ネットワークの在り方が根本から変化し、ひいてはICT基盤の設計・運用方法に大きな変革が訪れることが予想されています。 さらに、求められるネットワーク技術者や運用管理者像も変化するでしょう。
SDN JAPAN 2014の場が、これらの変化が実際にどのような方向に向かっているのかを具体的な事例から理解し、参加者各位の今後のネットワーク利活用の方針・方策作りの一助となれればと考えております。
SDN JAPAN 実行委員会 代表 浅羽 登志也
COMMITTEE
Open NetworkIng Conference Japan 実行委員会
委員長 | 浅羽 登志也 | 株式会社ストラトスフィア |
実行委員 | 石田 渉 | NTTソフトウエアイノベーションセンタ |
50音順 | 犬塚 昌利 | シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 |
小野寺 好広 | シスコシステムズ合同会社 | |
加藤 隆哉 | ミドクラジャパン株式会社 | |
金海 好彦 | 日本電気株式会社 | |
川上 雄也 | インターネットマルチフィード株式会社 | |
北瀬 公彦 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 | |
清水 聡 | 株式会社日立製作所 | |
進藤 資訓 | ヴイエムウェア株式会社 | |
高井 浩一 | ブロケードコミュニケーションズシステムズ株式会社 | |
佃 昌宣 | NTTコミュニケーションズ株式会社 | |
中島 佳宏 | NTT未来ねっと研究所 | |
橋本 賢一郎 | ファイア・アイ株式会社 | |
松尾 茜 | ミドクラジャパン株式会社 |