サービスプロバイダーの立場で、SDN/NFVを中心としたOpen Networking技術が 実際にどのように活用されてきたかをお話します。特に最近話題の SD-WAN分野に おいて、市場やユーザーの期待、さらにNTTPC社を初めとする最新サービスの状況 ついて、具体的な事例を交えながら詳しくご紹介します。最後に継続的にサービスを 提供するうえでのOpen Networking技術のメリットと課題についても言及する予定です。
October 20, 2017
Open Networking(SDN/NFV)とサービスプロバイダー
サービスプロバイダーの立場で、SDN/NFVを中心としたOpen Networking技術が 実際にどのように活用されてきたかをお話します。特に最近話題の SD-WAN分野に おいて、市場やユーザーの期待、さらにNTTPC社を初めとする最新サービスの状況 ついて、具体的な事例を交えながら詳しくご紹介します。最後に継続的にサービスを 提供するうえでのOpen Networking技術のメリットと課題についても言及する予定です。
愉快なソフトウェアネットワーキング
ネットワークの利用用途が多彩化するにつれて、ネットワークやサービスインフラに 求められる利便性や機能性もより高度化、複雑化しています。従来のインフラ構築 手法のみならず、ソフトウェア資源を最大限に活かしたインフラ構築が求められる 時代と なっています。このようなソフトウェアネットワーキングの時代における サービス インフラ構築についてその課題と展望を紹介します。
Transport SDN in disaggregated networks
NTTコミュニケーションズでは、SDNコントローラを使ってTransport(伝送)NWの動的な
統合管理により、リードタイムの短縮、ニーズにあったNWの提供、シンプルなオペレーショ
ンの実現を目指しています。
プロプラのコントローラでAll in One タイプの伝送デバイスに対してプロビジョニング
することに成功しており、次のチャレンジとして、伝送デバイスのディスアグリゲーション
とオープンソースのSDNコントローラの導入をターゲットとした技術開発を進めており、
本セッションではその課題と取り組みについてご紹介します。
TIP における光伝送装置の標準化動向
2016年2月に約30社のメンバーにて発足したTelecom Infra Project (TIP)
ですが、現在では100社以上のメンバーが参加し、通信システムのオープン化に
ついて活発な議論が繰り広げられています。
本講演では、TIP の中でも、光伝送装置のオープン化を議論しているOpen Optical
Packet Transport プロジェクトグループの活動について紹介します。
プログラマブル・データプレーン時代に向けたネットワーク・オペレーション・スタック
パケット処理に求められるニーズの多様化や変化のスピードに呼応し、プログラマブル かつ高速処理が可能なスイッチやスマートNIC等のデータプレーン・ハードウェアが 登場しました。それにともない、データプレーン・プログラム言語であるP4に対応し たプラットフォームが広がりつつあります。これらの技術動向を紹介すると共に、多様な データプレーンが利用される時代に求められるネットワーク・オペレーション・スタック の実装例として「PontOS/Zebra2」を紹介します。
SD-WAN/DC統合ソリューション Nuageで何ができるのか?
NOKIAのNuage Networkが提供するSDNソリューションはデータセンタネットワークと
エンタープライズネットワークのシームレスな接続とポリシーの一元管理、可視化を実現します。
多くの仮想プラットフォームに対応しており、柔軟なデプロイメントや相互接続性、ネットワーク機能の
拡張を提供します。
本セッションではSD-WAN向けのサービスポータルやVNF連携、SD-DC向けのコンテナ連携や
可視化機能の拡張など最新のアップデート情報をご紹介します。
ブロックチェーンで実現するデータ流通・利活用基盤
近年、様々な企業や組織が保有するデジタルデータを相互に活用し、新たな価値創出を
目指す動きが加速しています。しかし、ICT環境やデータ取扱いポリシーの異なる多数の
組織間で安全かつスムーズにデータを受け渡し、利活用に繋げていくことは容易ではあり
ません。
本講演では、本課題の解決アプローチとして、ブロックチェーンをネットワーク制御に応用
したデータ流通技術、及び、それを用いたデータ利活用基盤について紹介します。
SD-WANの未来予想図
2016年までは話題先行だったSD-WANも、2017年に入ってからは日本でも着実に採用が
増えて来ています。とはいえまだまだ米国の方が採用が多いのも事実です。
SD-WANにおける日米の違いは何なのか、日本で求められるSD-WANはどのようなものなのか、など、
ここ1年半ほどSD-WANに関わって得られた経験則をみなさんと共有をするとともに、今後の
SD-WANを展望したいと思います。
データモデリング言語 YANG を活用したマルチベンダネットワーク制御
データモデリング言語 YANG を用いたネットワークのコンフィグレーションや状態データ
のモデル化は、近年とても注目されています。しかし、実際にデータモデリングを応用した
ネットワークの管理に関しては、なかなか具体例がありません。
このセッションでは、モデル化の利点を最大限に活用し、容易にマルチベンダネットワーク
の制御を実現するシスコ NSO を例に取り上げ、データモデリングがネットワーク制御に
もたらす利点と今後の動向を、ユースケースを添えて紹介します。
次世代のIP経路制御で作るサービスチェイニング@ShowNet 2017
ShowNet 2017では、利用者の要望に応じて必要な機能を組み合わせたサービスを提供可能な
”サービスチェイニング”を実現しました。今回実装したサービスチェイニングでは、
1) 多種多様なサービスを収容可能な汎用性、
2) 大規模イベントでの本番使用に耐える可用性、
3) 既存のIP技術の活用による実現性、
の3点をコンセプトとしました。本セッションでは、ShowNet 2017におけるサービスチェイ
ニングの実現を通して得られた知見について解説します。