国内外で、自動運転(Level 3や4)のトライアルが盛んに行われるようになってきている。 Level4の自動運転では、遠隔での監視・制御が不可欠であり、今後、社会実装の検討を 行うに当たっては、通信の役割がますます大きくなる。本講演では、アジア太平洋地域 ITSフォーラム2018福岡のデモンストレーションを紹介しながら、自動運転と通信と の融合の展望について述べる。
October 19, 2018
自動運転と通信の融合へ向けた展望
国内外で、自動運転(Level 3や4)のトライアルが盛んに行われるようになってきている。 Level4の自動運転では、遠隔での監視・制御が不可欠であり、今後、社会実装の検討を 行うに当たっては、通信の役割がますます大きくなる。本講演では、アジア太平洋地域 ITSフォーラム2018福岡のデモンストレーションを紹介しながら、自動運転と通信と の融合の展望について述べる。
gVisor によるコンテナのサンドボックス化と Kubernetes の最新動向
コンテナと Kubernets はアプリケーションのマイクロサービス化には欠かせなくなりました。 一方で、コンテナをセキュリティの観点から保護することは、十分に理解されていません。 インフラのユーザがアップロードしたコードをどのように実行するか、ソースコードに アクセスできないサードパーティのアプリケーションをどうやって実行するか、 このセッションでは、 Kubernetes Engine で信頼できるワークロードと信頼できない ワークロードを実行する時の様々なプラクティス、長所と短所を説明します。 さらに gVisor の技術解説に加え、 Kubernetes コミュニティの最新動向を紹介します。
ブロックチェーンが加速する「自律分散型」異業種共創 ~データ流通・利活用に向けて乗り越えるべきマーケット課題~
モノやサービスが飽和している現在において、生活者に新たな価値を提供しようと チャレンジする企業の多くは、「保有するデータの可視化」に取り組み、 「データ活用は1社では限界」という課題認識に至っている。 当社は東京大学 大澤研究室との産学連携、ブロックチェーン、「分散の力」を ベースとした「Virtuora DXデータ流通・利活用サービス」の提供を通じて マーケットにおける課題解決の支援に取り組んでいる。 異業種共創の 実例を通じて、その課題をいかに解決しつつあるか、また、 さらにその先に 見えてきた本質的な課題を紹介する。
SD-WANとuCPEの導入事例と今後の展望(仮)
これまで海外での導入が先行していたSD-WANですが、日本でも導入する企業が増えてきました。 日本企業やモータースポーツへの導入を通じて見えてきた事、特に要望が多いクラウドサービスへの アクセスを例に取り上げ、SD-WANの導入事例をご紹介します。また、SD-WANと共に普及が 進みそうなホワイトボックスやuCPEの話題も取り上げ、今後のSD-WANを展望したいと思います。
こんなに違うコンテナ・ネットワーキングあれこれ
コンテナのためのネットワーク機能を実現するための仕様であるContainer Network Interface (CNI) は、Kubernetes が採用したこともあり急激にエコシステムが拡大しています。 現在、多数のオープンソースソフトウェアや商用のCNI プライグインが出てきていますが、 それらの動作の仕組みはまちまちです。 本セッションでは代表的なCNIプラグインであるFlannel, Canal Project, Canal, NSX-T Container Pluginなどを取り上げ、それぞれの動作概要や特性を解説し、 使い所などについて考えてみます。
SRv6 Network Programming – ネットワークシステムの分離と再統合
「分離と統合」は、分散と集中、ボトムアップとトップダウン、専用と汎用などと同様、 ネットワークシステムにおける大きなアーキテクチャ指針のひとつである。 今の時代を大きく捉えると、「分離」が大きなトレンドになっていると考えられる。 SDN/NFVに始まりWhite box SWやOpen Network OSを組み合わせるDis-Aggregation、 モバイル・ブロードバンドなど加入者管理系におけるCUPS、無線アクセスにおけるvRANなど。 サービスオーバレイとアンダーレイの分離も、現代のネットワーク設計の主流となっている。 サービスは、アンダーレイ技術にとらわれることなく、一方アンダーレイは転送に徹することにより、 サービスの柔軟性・迅速性と、アンダーレイのシンプル性・スケーラビリティを獲得する。VXLAN, SD-WAN, MobileのGTP-U tunnelなどは全て、サービスオーバレイ技術である。 本セッションのテーマである SRv6 Network Programming は、SIDに機能や特性を埋め込み、 かつ用途に応じてTrafficをSteeringさせることを可能とする。 そこで本セッションでは、SRv6 Networking Programmingの動作と適用例を概観し、 これまでのネットワークシステムを分離と再統合という視点から見直し、Digital時代に求められる アーキテクチャを考察することを試みる。
LiquidMetalで始める新しいラボ環境の使い方
近年、クラウドが、ますます環境のソフトウェア化を促進しています。 一方で、ハードウェア必要性がなくなったわけではありません。 クラウドでもハードウェアを意識したベアメタルサービスが登場するなど、ニッチであるがゆえに、 効率化を求められる技術領域となっています。 LiquidMetalは、そうしたベアメタルのうち、特にネットワーク機器のプロビジョニングを するもので、ラボ環境の構築に効果を発揮します。 その活用方法をデモムービーを交えながらご紹介いたします。
「ネットワーク図」のモデル化とモデルを起点にした自動化の可能性
「ネットワーク図」はネットワークの設計・運用には欠かせないものです。 しかし、ソフトウェアで扱える形にするのが難しく、うまく構築・運用自動化の枠組みに 取りこめていないという課題があります。 そんな中、2018年3月にRFC8345「ネットワークトポロジのデータモデル」が発行されました。 本発表では、いくつかの実装例をまじえながら、RFC8345定義されているデータモデルと その特徴は何か、応用としてどういったことができそうなのかを紹介します。
検証テストを自動化せよ!〜NSO と pyATS の組み合わせでここまでできる〜
自動化がビジネスに欠かせないキーワードとなる昨今、ITインフラの中核であるネットワークの 自動化は避けて通れないテーマとなってきました。 ネットワーク構築・運用のライフサイクル(Plan, Design, Implement, Operate, Optimize) の中で、Design(設計) から Implement(実装) に橋渡しする Validation (検証) は 人手も時間もかかる工程で、自動化に積極的に取り組んでいる企業も多いのではないでしょうか? 本セッションでは、シスコの Network Services Orchestraotr (NSO) と テスト自動化フレームワーク pyATS を組み合わせることで、この検証工程をイマドキで モダンなツールで自動化する手法をご紹介します。
オープンソースソフトウェアを活用したホワイトボックススイッチの開発について
ホワイトボックススイッチの導入はOTTだけではなく、Telco/キャリア領域まで拡大の兆しが見えている。 例えば、ある海外キャリアにおいては基地局配下に設置するルータとしてホワイトボックススイッチの 導入を発表している。 KDDIにおいてもホワイトボックススイッチの導入検討を行っており、評価のためにプロトタイプの 開発を進めている。 本講演では現在我々が進めているオープンソースソフトウェアを活用したホワイトボックススイッチの 開発について紹介する。
Edge Heavy Computing におけるネットワークの活用と5Gへの期待
Internet of Things (IoT) の発展により、多種多様のセンサから得られる大量のデータを処理し、 その処理結果に基づき機械などのアクチュエータをリアルタイムに動かす基盤が必要となってきています。 Preferred Networksの取り組むEdge Heavy Computingでは、データ処理計算をクラウドなどの インターネット越しの計算機資源からエッジにオフロードすることで画像などの大容量データを用いた リアルタイム制御を実現しています。一方、ディープラーニングのモデル生成(学習)は超高性能な 計算機クラスタが必要であり、機械学習基盤においては分散計算のためにネットワークを活用しています。 本講演では、Preferred Networksにおけるネットワークの活用事例と5Gなど今後のネットワーク技術 への期待について紹介します。
IP経路制御技術でつくる実践的なサービスチェイニング@ShowNet 2018
毎年6月に開催されるInterop Tokyoにおいて構築される世界最大のデモンストレーションネットワーク であるShowNetでは、2012年から、OpenFlowをはじめ様々なSDN/NFV技術を実運用環境で検証してきました。 一方2017年は、IP経路制御技術をフル活用してサービスチェイニングを構築しました。 2018年は、2017年に実施したIP経路制御、OSPFとBGPによるサービスチェイニングをさらに発展させ、 複数拠点にまたがって、ファンクションを自由な順番で組み合わせられるサービスチェイニングを構築し、 ユーザに対して提供しました。 本発表では、ShowNetでSDN/NFVを継続して検証した経験から、なぜ今IP経路制御技術を採用し、 どのような設計で、サービスチェイニングの構築と運用を行ったのか、そしてそこから得られた知見について解説します。
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