October 31, 2019 (BoF)
P4 で設計できる インテルR FPGA カードと、vBNG にマッピングした最新応用事例とSRv6 実装に向けた取り組み紹介
November 1, 2019(本会議)
Software Defined Networkへの道のり
1オペレータが、TDMからATM/FR、そしてMPLSネットワークの構築・運用を経てIPv6/SRv6に至る過程で、 どんなことを考えながらそこに至ったかを共有することで、”Software Defined Network”を理解できた (と思われる)ときに、1ネットワークエンジニアが考える方向性とネットワークの将来像を(なるべく) 具体的にお話しします。
ユーザによるセルフマネージ可能なネットワークサービス運用システムの事例
1スライス提供型のネットワークサービスを提供するにあたり、オンデマンド提供などの利点を活かしつつ 実装を抽象化できる運用システムの開発が重要です。 運用システムでは、技術を理解しているNWエンジニアだけでなく、ユーザーのセルフポータル利用や 他システムからの連携を考慮に入れる必要があるためです。 本セッションでは我々が開発したWeb UIを例にシステム開発の事例を紹介します。
NFV meets Container
2012年よりETSI NFVを中心にNFVを実現するための標準化が進められ、2015年にはその標準を用いた 大規模オペレータでの商用導入が始まり、NFVの拡大が進んでいます。 2019年からモバイルオペレータでは無線ネットワークにおいて5Gの導入が進んでおりますが、 コアネットワークでも本格的な5Gの対応が求められており、そのときに実行環境としてのコンテナ環境の サポートが求められております。 本発表にてETSI NFVの標準化状況と近年の通信アプリケーションのトレンドとそれへの対応を紹介します。
「データ中心アプローチ」 がシステムを救う
「データ中心性」について明確な定義がある訳ではないが,ここでは,エンドポイントを規定し,エンドポイント間に 通信パスを確立してデータ送受信を行う,という,従来のコネクション中心から脱却し,データの収集・配信, およびその処理・活用とフィードバックの観点から検討するアーキテクチャを「データ中心アーキテクチャ」と呼ぶ. 従来の方式から一足飛びにデータ中心アーキテクチャに移行するのは現実的で無いため, 本セッションでは,データ中心アーキテクチャにシフトするアプローチ,技術条件や方式を検討する。
ソフトバンクの5Gへの取り組み
5G時代に向けたソフトバンクの様々な実証実験や検証、取り組みについて、 5Gにおけるネットワーク構想を交えながらご紹介させて頂きます。
データプレーンプログラミング(P4)の次の一歩:コントロールプレーンとコミュニティと
10月11日に日本初のP4をテーマとした公開イベントの開催が決まる等、P4を用いたデータプレーン プログラミングが広まりつつあります。 しかし、データプレーンプログラミングを真に活用するには、 データプレーンのみではなくコントロールプレーンとの連携が必要となります。 本講演ではデータプレーンとコントロールプレーンを繋ぐAPIであるP4Runtime,gNMI,gNOI等の解説と コントロールプレーンの実装例をご紹介します。 また、皆様の活動の参考になるよう、国内外におけるP4コミュニティの状況をご紹介します。
サービスメッシュが注目される背景、課題と展望
サービスメッシュとは、マイクロサービス化された環境におけるアプリケーションレベルのネットワーク機能を 提供する概念です。マイクロサービス化された環境では日常的なアプリケーション更新の発生が想定されるため、 細やかなトラフィック制御が不可欠となります。また複数の環境やクラウドをまたいだマイクロサービスの実装を 想定して、ネットワークセキュリティや視覚化の機能も必要とされています。 本セッションでは、このようなサービスメッシュが必要とされる背景と今後の展望を概観し、 VMwareが取り組むサービスメッシュソリューションの仕組みについてもご紹介します。
XDPの最新動向とLINEにおける取り組み事例
Linuxカーネルの高速パケット処理基盤 eXpress Data Path (XDP) が最初にリリースされてから約3年が経過しました。 その間、XDPには様々な機能追加や改善がなされてきたほか、XDPを採用したミドルウェアのリリースや実環境での採用事例も 多く見られるようになりました。LINEにおいてもXDPを使用してロードバランサの開発を行っており、2017年12月から 現在まで運用を行っています。 本セッションでは、XDPの最近の機能追加や改善といった動向を振り返りつつ、LINEにおけるこれまでの運用で得られた 経験や知見についてご紹介します。
OVN使ってますか?
OVN(Open Virtual Network)は、Open vSwitchのサブプロジェクトとして始まった、仮想ネットワーキング機能を 提供するオープンソースソフトウェアです。 論理スイッチ、分散ルータ、L2/L3/L4のACL、NATやロードバランサー、DHCP等の機能をソフトウェアで実現でき、 商用製品でもサポートされるようになってきました。 本セッションでは、OVNの基本的な動きと、OpenStackやKubernetesとどのように連携するかについてご紹介します。
Community Engagement and Contribution ~ Leadership for ONAP Frankfurt Release ~
昨今はIT業界だけでなく、ネットワーク業界においてもオープンソースへ期待・関心が高まっています。 Linux FoundationがLF Networkingコミュニティを立上げたことにより、このネットワークのオープン化の動きは さらに加速し、世界の主要なネットワークオペレータ、ネットワークベンダがオープンコミュニティで次世代の ネットワークを議論し、そのアーキテクチャや機能実装に取組んでいます。 富士通もLF Networkingに参加しており、本セッションではLF NetworkingのプロジェクトであるONAPに 関するコミュニティ活動についてご紹介します。
Interop Tokyo 2019 ShowNetにおけるサービスチェイニング構築を通して見る、SRv6の実践的知見
ShowNetとは、インターネットテクノロジーイベント”Interop Tokyo”において構築される、世界最大の デモンストレーションネットワークです。 今年6月に開催されたInterop Tokyo 2019において、ShowNetでは利用者の要望に応じてネットワークの 機能を自由に組み合わせることが可能な「サービスチェイニング」を構築しました。 このサービスチェイニングは最新の経路制御技術である「Segment Routing IPv6 (SRv6) 」をベースとし、 既存装置をSRv6網に組み入れるための新たな技術の考案・実装を含む、世界最先端の内容となりました。 本セッションでは、このサービスチェイニングの実現に至る過程で得た知見、新たに考案された技術、 そしてSRv6に関する最新動向を解説します。
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無事閉幕 今回初めて企画したBoFもとても盛り上がりました。ラフな感じで参加された方々も楽しそうでよかったです。 翌日は真面目にカンファレンスが粛々と進む中休憩時間には会場前の池でカモを眺めてリラックスされたり都会では経験できないカンファレンスだったのではないでしょうか。 そして懇親会も盛り上がり軽井沢の夜は更けてゆきました。 公開可能な資料公開しましたのでプログラムページからご覧ください。
秋晴れの軽井沢でカンファレンス開催中です。 会場前の池で鴨がのんびり。都内から1時間弱でこんなに景色が変わるんですね。
初めてのBoF開催。 皆さん熱心にディスカッションされています。 会長の浅羽さんオススメの森Qさんケータリングにお願いしてお料理作っていただきました。 明日はいよいよ本会議。当日参加も可能です。お待ちしております。